成人矯正歯科

矯正歯科の専門医

成人してからの矯正歯科はちょっと勇気がいりますよね。

子供のうちに行う矯正治療が当たり前と思われがちですが、成人してから歯の矯正治療をする患者が、最近、実は増えている傾向が見られます。

ヨーロッパでは古くから矯正歯科が存在しましたが、日本で矯正歯科の専門医の認定が、最近になって作られたのを知っているでしょうか。

日本矯正歯科学会の行う認定医制度です。1990年、矯正歯科医療の技術水準の維持・向上を目指し、適切な医療を提供するために制定されました。

矯正歯科治療に関する充分な学識と臨床経験を持ち、適切な治療が可能な者を「学会の認定医」とします。

矯正歯科認定医の資格を得るには、日本矯正歯科学会に5年以上所属し、学会指定の大学付属病院や矯正歯科医療機関で5年以上の臨床経験が必要です。そして、学術誌に矯正歯科臨床の報告を発表し、審査に合格しなければなりません。

認定医の資格更新は5年ごとで、学術大会への出席や発表・学術誌での報告が義務付けられます。

さらに高度な技能・知識をめざす専門医制度も、2006年に制定されています。

大人の矯正治療には、外科手術も必要になる場合もあるので、このような専門家・矯正歯科認定医にしっかりと相談しましょう。

また成人の矯正治療で心配されるのが、女性の妊娠時の治療です。体調の悪い時には、口の中の装着器具のわずらわしさや、また体調がよくない時に歯磨きを怠ってしまう心配がありますが、きちんと歯磨き・手入れを施して乗り切れた妊婦さんがいます。

成人矯正歯科は健康と美容

顔の骨格の成長や永久歯の生え変わりを終えた成人の歯科矯正も、健康のために必要な場合もあります。

外見の美観のために女性が行う治療もありますね。

健康のためには、命を育む食事に大きく関係する消化器官の入り口なので、歯の健康も重要です。

歯が重なるなど歯並びが悪いと汚れが取れにくく、虫歯にも歯周病にもなりやすいです。歯の噛み合わせが悪ければ、食事の咀嚼でバランスが悪くなり、身体全体の健康を害する可能性があります。

女性の美容面ではもちろん、歯並びは、最も気になる外見に大きく影響する部分なのは言うまでもありません。そして、芸能界に入る人にとっても大切な準備でしょう。

表に目立たない装着器具の方が、従来からの器具より費用がかかる場合が多いです。

透明なプラスチック素材の器具や、歯の裏側に装着し他人の目に見えない器具などですが、治療のしやすさは多少そこなわれてしまいます。費用と治療期間は、逆に多くかかる場合がありますからそこを理解しておきましょう。

年齢や身体的な状態・職業などから矯正治療の理由は変わりますが、基本的には成人した後でも歯は動く、そう宣言する矯正歯科専門医もいます。60代以上の患者の例もあります。

永久歯ばかりを扱う成人の矯正治療は、子供の矯正治療よりも件数が少ないでしょう。

しっかりと専門医を選んでください。

子供の矯正よりも柔軟性が少ない成人の矯正です。急がずに少し時間をかけるのがよい場合があります。